ローカル鉄道の取り組みについて聞きに行きました

in #japanese7 years ago

どうもtomotomoです!
今日は知り合いの方に誘われて、島根の木次線(きすきせん)というローカル鉄道での取り組みについて講演会を聞きに行きました。

まずほとんどの方がJR木次線について知らないと思いますので軽く紹介しますね。

木次線は、島根県松江市の宍道駅から広島県庄原市の備後落合駅に至るJR西日本の鉄道で、色々特色はあるのですが僕的に一番面白いなあと思うのはやっぱり全国的にも珍しい三段式スイッチバックですね!

スイッチバックとは険しい斜面を登坂・降坂するために鋭角的に進行方向を転換するジグザグに敷かれた鉄道線路のことです。
イメージは下図です(雑ですみません!)
mountain_yama (1).png

軽く調べたところ木次線のような形態のスイッチバックは全国に3つしかないとか!
他にもトロッコ列車が走っていたりと面白いところがたくさんあるのですが、そろそろ本題に入ります(笑)

木次線沿線での取り組み

発表会は2部構成になっていて1部は木次線沿線での取り組みをしている10団体の方々による発表でした。
どの団体の発表も素晴らしかったのですが、長くなるので抜粋して書きますね。

1つ目は雲南市ウォーキング協会による「乗って守る木次線!歩いて守る自分の健康!!」です。
活動内容としては古事記の舞台である奥出雲を歴史と景観の2つを楽しみながらウォーキングをして、帰りは鉄道に乗って帰るという感じでした。

地域のことを知ってもらいながら、鉄道も利用して貰えるという非常に上手に考えられた仕組みでとても勉強になりました。

2つ目はおくいずも女子旅をつくる!委員会による「木次線*わたしの駅弁プロジェクト」です。

色んな人を巻き込みながらアイデアを募って外からも中からも楽しめる駅弁を作ったお話だったのですが、何より素晴らしかったのはそのマインドで、「私たちの楽しいは私たちで作る」という気持ちで本当に楽しみながらプロジェクトを進めているのが伝わりました。

やっぱり楽しんで取り組むのは最強ですね!

最後は木次線BOOK制作委員会による「沿線の魅力を大学生が発信!」です。

地元の大学である島根大学の学生たちが沿線各地を取材し、木次線の魅力について執筆した記事を一冊の本にまとめ上げているのですが、ネットではなかなか調べられない食べ物や景観の情報がふんだんに詰まっているし、何よりも地元の人と触れ合いながら取材をしたのがありありと伝わってきて読み手のこちらまで温かい気持ちになります。

旅好きの自分としては、この本を片手に木次線の旅行するのも楽しそうだなあと妄想したりしています(笑)
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第2部ではパネルディスカッション形式で公共交通分野の権威である加藤博和さんなどが議論を交わしました。

その中で加藤さんが仰っていた、ローカル鉄道は乗って楽しい、降りて楽しい が大切という話を聞いて、
自分もイベントを仕掛ける側に回る時にまず何を達成したいか、そしてそれを達成する上でどのような手段で相手を楽しませるかをしっかり考えて作りこまないといけないなと思いました。

鉄道は旅とは切っても切れない関係だと個人的には考えているのでこのような講演会を聞けたのは非常に有意義でした!

今後の参考にしたいなあと思います!


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島根といえば、三江線がもうすぐ廃止されるそうですね。島根に活動拠点を持っている、私がお世話になっている人が、三江線に乗りに行ったらなんだこの列車の本数の少なさは!と怒っていました。

そうですね。
三江線の本数が少ないのはなかなか根の深い話なんですが、観光に来てくれる人には申し訳ないです。