こんばんは。クロ(青山)です。
最近は、もはやお馴染みとなってしまった新規事業創生に右往左往で、面白く生きています。
事業立ち上げ段階なので、仕事的にはアウトプットを求められている状況なので、個人的には意識してインプットを増やすようにしています。特に、啓発系というよりは、知識として応用の幅が広い「学問寄りの」書物を読んでいるところです。
今日は先日読んでわかりやすかった「ファイナンスの本」を読んで会得したことをアウトプットしておきたいと思います。
僕が読んだ本は
「ざっくり分かるファイナンス(著:石野雄一)」
です。タイトルの通り、ざっくりしていて分かりやすかったように思われます。
今日は、この本の内容を更にざっくりとした説明と共にアウトプットしておきます。
そもそも、「ファイナンス」とは何を意味するのでしょうか。社会人になりたての僕はこの意味を全く分かっていなかったので、おそらくここから始めるのが良いのでしょう。
ファイナンスを和訳すると「財務」になります。この本では、ファイナンスとは「未来に向けたキャッシュフローを扱うものである」と説明されていました。
【リスクとリターン】
筆者はファイナンスにおけるリスクを「危機=危険+機会」であると説明していました。リスクが高い状況とは、必ずしも「失敗する可能性が高い」状況を意味するのではなく、「将来の不確定性が高い状態」を意味するというのです。
そして人は、高いリスクに対しては、高いリターンを求めるということが説明されていました。これは、直感的に理解できることであると考えます。
ところで、今日100万円もらえるのと、10年後に100万円もらえるのとでは、どちらが嬉しいでしょうか。
僕は今日100万円もらうことを選びます。ファイナンス的にもその答えは「今日である」と言えます。
今日100万円獲得することができれば、そのお金を投資に回すことができます。自分のスキルを身につけるための投資(僕の場合はこれが最も利回りが良いと考えています。)、株式投資、国債。今日100万円もらえていたならば、10年後の今日にはその100万円をより大きな資産にする「機会」を得ることができるのです。
それでは、今日100万円もらえるのと、10年後に1000万円もらえるのとではどうでしょう。逆に10年後にいくら貰えるのであれば、今日の100万円を我慢することができるでしょう。
ファイナンスの世界では、これに対する解答が用意されています・ここでは、その解答を紹介するのは控えますが、「リスクが高ければ高いほど時間経過によるキャッシュの価値減少が大きくなる」という性質を持っています。
【会社は投資で運営されている】
会社のキャッシュの流れを考えた時、その全ての経済活動を「投資である」として捉える事ができます。
ほとんどの事業は資金が無いと運営することができません。そのための融資やエクイティ調達は会社に対する投資であると言えます。
逆に、会社が例えば在庫を購入したり、設備を揃えたり、人材を雇用したりするのも投資であると言えます。
ファイナンスの世界では、会社は投資者の資本を元に、事業に投資を行うことで、リターンを得るための仕組みであると考える事ができます。
【投資を受けるコスト】
投資した人たちは、当然ながら会社に対してリターンを求めます。リスクが高ければ高いほど、リターンを得られる期間が大きければ大きいほど大きなリターンを要求することになります。
例えば、資金の返済が契約によって保証されている融資に比べて、株式投資は一般的に大きなリターンを求められることになります。その会社の先行きが予想できなければできないほど、投資家は大きなリターンを求めることになります。
会社は投資家に期待されているリターンを生んでいかなければなりません。それは、会社にとってはコストとなります。そのコストのことをファイナンスの世界では「資本コスト」と呼びます。
会社の経営としては、資本コストを抑える(経営の綿密な方針を示す、あるいは実績を出すことで投資家のリスク認識を下げるなど。)ことと、事業の収益率を大きくする(コストを小さくする、利益の大きい事業を行う)といった活動を通して、投資家により期待されたリターンを生み出しつつ、将来への事業投資を行っていくことが重要であると考えられます。
【企業の価値】
会社には価値があります。ファイナンスの世界では、それを計算式によって算出することができます。投資家のリスク認識が小さくなればなるほど、将来生み出す自由に使えるキャッシュフローが大きくなればなるほど、それが早期であればあるほど企業の価値は大きいと言えるのです。
事業を行うものとして、企業価値の最大化は重要なファクターであり、参考値であります。
【終わりに】
ファイナンスは非常に有用な武器ではありますが、それが全てではありません。万能ではないのです。
様々な、情報をインプット、錬成すると共に、一つの観点として取り入れて行きたいと思います。
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