Nothing at stakeとはすべてのフォークに賭ける
すなわち、労せずして報酬を得られる。ここにPoS及びその派生アルゴリズムが抱える問題です。
Powは最も長いチェーンを作るために労力を使う、計算競争に負ければ費やしたエネルギーを損失する。懲罰の様なインセンティブが働きます。
Casper(EthereumのPoS)はその計算力の損失を擬似的に生成させることができる。
正規のチェーンでないものを承認したことにより、デポジットした資金を失う。
PoSもPoW同様に不正を働けば必ず損失を受けてこそ機能する。
報酬を得るためにコストを払う。とても大切な視点です。
現在動いてるPoS系のチェーンは失うものがないので、どんどん富めるものが富むことになってしまうのでよろしくない。儲けるだけのインセンティブ設計ではいずれ破綻します。
でも、いくつか可能性を感じるものがあります。
BitsharesやSteem、EOSで使われるDPoSはどうか….。
この仕組みはwittnessがホルダーの代表者となり取引承認を行う。そして、wittnessは選挙を定期的に行うことで代表者の立場を失うことになる。すなわち不正を働けば報酬を得る機会を失う。
選挙制度のようなもの。
では、WAVESのLPoSはどうだろうか?
LPoSもDPoSの変化型の様にも捉えられる。フルノードしかPoSに参加できないWAVESですが、10000waves以下のホルダーはフルノードにバランスをリースすることでPoSに参加できる。
50%攻撃を仕掛けようとするとみんなの総意でリース先を変えてしまうことがワンクリックで出来てしまう。この点がDPoSに近い仕組みにも見える。
もちろん、1つのノードが51%持てば機能しないが擬似的に選挙の様な状態を作ることができる。
Casper > DPoS > LPoS
今のところのイメージ、詳しい方に色々ご指摘頂きたいです。
WAVESのフルノードは、先日のバーゲンセールで、心が揺らぎましたが。。。何もせずにいまに至りますw
師匠ダメじゃないですか!Steemばかりに浮気してちゃw
https://steemit.chat/channel/japan
ここ、知ってますか?もしご存じないようでしたら、是非
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めっちゃ良い記事ですね・・僕もWAVESちょっと調べてみよ・・
あら〜、そんなに褒められても何も出ませんよw
DPoSやLPoSはナンス探索のハッシュ計算をするのではなく承認者が承認すればいいだけの仕組みなので、承認が早い(=送金が早い)というメリットがありますね。
最後の不等式はどういう意味ですか?
はい!承認が速いのがメリットですね。不等式は懲罰が仕組みとして機能するのか?といったイメージです。表題の通りPoSが有効に機能する為には懲罰が基本的に必要だと思うからです。
なるほど、懲罰の話でしたか。
私もPoSが機能するにはペナルティが必要だと考えてます。大量保有者は自分の資産価値を守るはずだから、攻撃しない『だろう』……という仮定は、あまりにも楽観的ですからね。
おっしゃる通りです。